今回は、『一流の頭脳 運動脳』アンデシュ・ハンセン(サンマーク出版)を読みました。
運動脳
『スマホ脳』の著者であるアンデシュ・ハンセンさんの新作で、本国スウェーデンで『スマホ脳』よりも読まれた『運動脳』を読みました。
普段運動しているから読まなくてもいいかな〜と思っていました。
しかし、新幹線の待合室で貪るように読んでいるビジネスマンを見て気になり、ちょうどYahoo!ショッピングでビジネス書20%OFFだったので買ってしまいました(微妙に宣伝です笑)。確かに、スマホ脳より面白くどんどん読んでしまいました。
スマホ脳(新潮新書)
目次
第1章 現代人はほとんど原始人
『一流の頭脳 運動脳』アンデシュ・ハンセン(サンマーク出版)
第2章 脳から「ストレス」を取り払う
第3章 「集中力」を取り戻せ!
第4章 うつ・モチベーションの科学
第5章 「記憶力」を極限まで高める
第6章 頭の中から「アイデア」を取り出す
第7章 「学力」を伸ばす
第8章 健康脳
第9章 最も動く祖先が生き残った
第10章 運動脳マニュアル
第1章で脳が変わりやすいことを説明して、第2章からは運動が脳の様々な機能に及ぼす影響を説明してくれています。
いつだって脳は変わることができます。そう、運動をすれば!!
運動すればいつだって脳は変われるのだということを理解することができました。ざっくりいうと運動をすれば、毎日死滅している脳細胞よりも多く細胞を生み出すことができるのです。
本書では、もっと専門用語を使ってしっかり書いてあります。専門用語も多いですが、解説や末巻に用語解説もあるため苦労しなくても読めますので安心して読めます。
本書では、ウォーキングより、ランニングを薦めていて最低20分できれば30分から40分を週に3回3週間以上続けると良いと書いてありました。
疲れないくらい(疲れすぎると逆効果)を実施すればいいので少し気持ちが楽になります。
ウォーキングでもいいのため買い物の時に少し遠回りしたりと意識すればできそうです。
現代病もこれで解決!?
コロナ禍や変化の早く先の見えないVUCAな時代でストレスを感じやすくなっています。それにより鬱になったりモチベーションが下がったりすることは多いと思います。
周りにも鬱の方もいますし、現に私も先々が不安で、このまま働けるのだろうか、もっとスキルを身につけないととうストレスが溜まったりします。職場でもやりがいや業界不安、人間関係等疲れることばかりです。また、勉強や仕事でも記憶力、集中力、ひらめきなど自分の能力に悩むこともしばしばです。
『運動脳』では、
①ストレス
②集中力
③うつ・モチベーション
④記憶力
⑤アイデア
⑥学力(子供教育)
⑦健康脳(認知症リスクを軽減等)
と上記の7つのことについて、良い影響があると書かれています。
どれも現代病ではないですが、巷で言われて社会問題になっているものやスマホからくる記憶力、集中力の低下などを解決してくれるのが運動なのかもしれません。夢のような話ですが、確かに科学的に書かれている部分や実験で効果が書かれていて納得しました。
運動している人ほど読んでほしい
本書は運動している人ほど読むべきだと思いました。なぜなら運動に動機づけができ「健康や脳のために活動しているのだ。」「有意義な時間だ」と感じることができてより楽しくやりがいが出るからです。
私も基本的には毎朝30分走って夜ジムに行って1時間半くらい汗を流すことをしています。
しかし、たまに「この時間を勉強の時間にしたらもっと学べてやりたいことに近づくのではないのか。」とか「なんでこんな運動ばかりしてるんだろう〜役に立つのかな」と思う時があります。
本書で先に記載した7つの効果を意識することで「今自分は脳を活性化させているのだ!体が喜んでいるのだ」と考えモチベーションアップになり走ったりするのが楽しくなりました。
ただし、やりすぎはよくなく適度にということも本書に記載されているのでバランスを取って休息するときはそうしようと思いました。
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